子どもが生まれたら学資保険?

「子どもが生まれたので学資保険に加入したいです」

「孫に保険をかけてあげたくて…」

このような相談は割と多く頂きます。確かにお子さんが生まれたら将来かかるであろう教育資金を貯めていくことは重要ですし、私自身子どもが生まれた時には学資保険を利用しました。

しかし、長引く低金利により学資保険は私の子どもが生まれた時(20年ほど前)と比べ、返戻率は下がってしまいました。掛けた以上にお金が増えることが魅力の一つですので、現代の学資保険は返戻率という点だけで言えばあまりお勧めできる商品ではないのかもしれません。

では、現代の子どもたちの学資保険代わりとなるものはどんなものがあるでしょうか?

契約者:親 被保険者:親 積立系保険

学資保険の契約形態は次の通りです。

契約者:親 被保険者:子ども 受取人:親

この場合、契約者である親に万一があれば保険料の支払いは免除されますが、満期金はきちんと受け取れるのが学資保険の大きな強みと言えます。

ということは、子どものための積み立て+親の万一の保障が同時に得られれば良いわけです。そこで登場してくるのが、親を被保険者とした積立系保険となります。

これは契約中親に万一があれば死亡保険金としてまとまった金額が得られ、万一が無い場合には保険料支払い終了時に積み立てた金額が受け取れるという仕組みです。

学資保険と仕組み自体は似ていますが、終身保険・変額保険・外貨建て保険と商品種類は多岐にわたりますので、ご自身の要望を整理したうえで商品を選ばれると良いでしょう。

新NISAで学資金を貯める

新NISAも学資保険代わりの積み立てとしては十分活用できると考えます。しかし、親が万一の際保障はありませんので、別途必要保障額を計算したうえで死亡保険に加入するのは必須と言えます。

保険を確保したうえで新NISAを活用していくのであれば自由度の高い積立プランが建てられますので、途中で下ろすといったことや、月々の積み立てを増額するということも可能です。

ただし、学資保険に比べると運用により積立金が上下することになりますので、ご自身のリスク許容度に応じた商品を選択する必要があると言えますね。

どれが一番いいのか?

どの商品を選べばよいのか? という質問に対する答えはケースバイケースであると言わざるを得ません。ただし、確実に満期金を受け取りたいという事であれば日本円建ての学資保険または積立系の保険が良いでしょう。

反対に多少リスクをとっても利回りのいい積み立てを行いたいというのであれば新NISAを活用すべきと言えます。

大切なことはどれか一つに頼るのではなく、組み合わせて利用することです。組み合わせることはリスク分散にも繋がりますし、他の積み立て(例えば老後資金など)にも応用が利きます。

どんな積み立てのプランが良いか迷われた際はぜひアローズまでご相談ください。

お客様のご要望を伺いベストなプランをご提案いたします!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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