一般的に金利は「高い・低い」という表現をされています。確かに金利は上下するものですが、私たち一般消費者からすると「重い・軽い」という表現にも言い換えられるのです。具体的に見て行きましょう。
預ける金利の重さ
身近な金利と言えば預金や住宅・自動車ローンなどが上げられます。例えば100万円を年利1%で預金したとすると一年後に受け取れる利息は1万円です。現在の金利水準からすると考えられないですが、一昔前では当たり前でした。
消費者にとってみれば現在の預金金利水準は非常に軽く、「預金よりも投資」へお金が流れるのも頷けるというものです。
借りる金利の重さ
一方、お金を借りる時の金利はどうでしょうか?
現在(2022年7月現在)の住宅ローン金利水準は全期間固定で1.3~1.5%程度です。
例えば3000万円を金利1.5%、35年間の返済期間で借りたとすると月々の支払いは91,855円となります。
では金利が1%上がったとして2.5%になると、月々の支払いはいくら変わって行くでしょうか?
答えは107,248円です。
1.5%の時は91,855円
2.5%の時は107,248円
その差は15,393円です。
返済総額で比べると…
1.5%では38,579,239円
2.5%では45,044,397円
その差は6,465,158円です。
たった1%されど1%
多くの方は日常生活の中で1%の誤差を気にすることは無いでしょう。
しかし、金利の世界ではたった1%の差が大きな物になってしまうのです。お金を預ける時も運用する時も、そして借りる時はなおの事、「金利の重さ」に注意することをおススメ致します。
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